READMEを書くのが面倒、というエンジニアへ
コードは書けても、ドキュメントを書くのは後回しになりがち。多くのエンジニアが経験することではないでしょうか。特にREADMEは「プロジェクトの顔」になる重要なファイルですが、実装が終わった後に一から書くのはなかなかのモチベーションが必要です。
ソフトウェアエンジニア 寺島和宏 が開発した Generate README with GEMINI AI は、README作成の草稿づくりを補助するツールです。指定したディレクトリを走査し、対象ファイルの情報を Gemini AI に送信して README.md を生成します。
ダウンロードは github.com/howlrs/gen-readme/releases から。
仕組みはシンプル
- ディレクトリパスを指定して実行
- ツールがディレクトリ内のファイルを走査
- 対象ファイルの内容をGemini AIに渡す
- AIがプロジェクトの構造・目的・使い方の草稿を生成
- README.mdが生成される
生成内容は草稿です。公開前に、実際の仕様、セットアップ手順、ライセンス、セキュリティ上の注意を人が確認・編集してください。
対応ファイル形式
走査対象となるファイルは以下のとおりです。
- テキストファイル (.txt)
- プログラムファイル (各種言語のソースコード)
- 設定ファイル (.json / .yaml / .toml)
- ドキュメントファイル (.docx)
逆に、以下は除外されます。
- 画像・動画ファイル
- Excelファイル
- PDFファイル
対象ファイルの内容は外部の Gemini AI に送信されます。秘密鍵、トークン、顧客情報、非公開ソースコードなどを含むディレクトリは、送信可否を確認せずに指定しないでください。
プロンプトのカスタマイズが可能
生成されるREADMEの内容や文体を調整したい場合は、プロンプトをカスタマイズできます。「英語で出力してほしい」「インストール手順を重点的に書いてほしい」「ライセンス情報を必ず含めてほしい」といった指示を加えることで、プロジェクトに合ったREADMEに仕上げられます。
こんな場面で使えます
- 新しいプロジェクトのREADMEをゼロから書きたくないとき
- 既存プロジェクトのREADMEが古くなっていて書き直したいとき
- OSSとして公開する前にとりあえずドキュメントを整えたいとき
- チームで複数のリポジトリを管理していて、ドキュメント作成が追いついていないとき
寺島和宏 (howlrs) は「開発者の反復作業を減らす」ツールを積極的に開発しており、このツールもその考えから生まれました。
生成結果について
AIが生成したREADMEはあくまで「たたき台」です。プロジェクトの細かいニュアンスや、意図的に外部に出したくない情報については、生成後に人の目で確認・編集することを推奨します。それでも「白紙から書く」のと「草稿を編集する」のでは、かかる時間が大きく違います。
Gemini AI利用とデータの取り扱い
このツールは Google Gemini AI を使用し、利用には Gemini APIキーが必要です。送信されるデータの扱いは Google と利用者の契約・設定に依存するため、最新の規約と組織のルールを確認してください。
使い始めるには
github.com/howlrs/gen-readme/releases から最新版のバイナリをダウンロードし、READMEの手順に従って設定してください。Gemini APIキーを事前に用意しておけばすぐに使い始められます。
「次のプロジェクト、READMEはAIに書かせよう」という選択肢が現実になりました。