板情報を追いながら自動で指値する、それがレンコンシェフ
仮想通貨取引でよくある悩みのひとつが、「板の状況を見ながら手動で指値を更新するのが大変」という点です。相場が動くたびに注文を入れ直すのは手間がかかりますし、反応が遅れると意図した価格で約定できないこともあります。
そこで 寺島和宏 (howlrs) が開発したのが レンコンシェフ(Lotus root Chef) です。指定した価格帯・枚数の板の条件に応じて、Bybit API を通じて指値注文を試行するデスクトップアプリです。
リポジトリは github.com/howlrs/lotus-root-chef で公開されています。
処理時間は環境により変動
このアプリは Rust で実装されています。板情報の取得、ネットワーク遅延、取引所側の応答、レート制限などにより、注文までの処理時間や結果は大きく変わります。
ベンチマーク値は取引結果や約定速度を保証しません。実運用前には、取引所のテスト環境を含めて利用者自身で条件を確認してください。
対応取引所と設定パラメータ
現在は Bybit に対応しています。設定できるパラメータは以下のとおりです。
Exchange / Symbol
取引所と取引ペアを指定します。
Board(板設定)
- side: 買い板か売り板かを指定
- high / low: 追従する価格帯の上限・下限
- size: 板に置く注文サイズ
Order(注文設定)
- side: 注文方向(buy / sell)
- size: 注文数量
- post_only: テイカー手数料を避けるためのpost_onlyフラグ
- interval_sec: 板更新を確認するインターバル(秒)
これらのパラメータは注文条件を設定するためのものです。相場状況、取引所の仕様、残高、レート制限などにより、意図どおりに発注・取消・約定されないことがあります。
デスクトップアプリでローカル稼働
アプリ本体は手元のPCで動作しますが、板情報の取得と注文には Bybit API との通信が必要です。APIキーや注文情報の取り扱いは、Bybit の仕様と自身の環境設定を確認してください。
利用時は、出金権限を付与しないなど、用途に必要な最小権限の API キーを使うことを推奨します。キーの保管・失効・ネットワーク設定を含めた安全性は利用者の責任で確認してください。
こんな方に向いています
- Bybitで指値売買を自動化したい方
- 特定の価格帯に継続的に板を置きたい方
- 手動での板更新に疲れてきた方
- APIを活用した自動売買に興味があるが、開発コストをかけたくない方
本ツールは投資助言や運用代行ではありません。利用前に少額またはテスト環境で動作を確認し、取引所の規約・法令・税務上の扱いを利用者自身で確認してください。
注意事項
仮想通貨取引には元本割れ、急激な価格変動、注文不成立・重複注文、通信障害などのリスクがあります。このアプリは技術的な試作であり、利益・損失回避・約定・継続稼働を保証しません。設定と実際の注文を必ず確認したうえで利用してください。
使い始めるには
github.com/howlrs/lotus-root-chef のリポジトリを確認し、READMEに従ってセットアップしてください。Rust環境があればビルドして利用できます。