レンコンシェフ / Lotus root Chef — 価格追従型の自動指値デスクトップアプリ(Rust製)

板情報を追いながら自動で指値する、それがレンコンシェフ

仮想通貨取引でよくある悩みのひとつが、「板の状況を見ながら手動で指値を更新するのが大変」という点です。相場が動くたびに注文を入れ直すのは手間がかかりますし、反応が遅れると意図した価格で約定できないこともあります。

そこで 寺島和宏 (howlrs) が開発したのが レンコンシェフ(Lotus root Chef) です。指定した価格帯・枚数の板に対して追従しながら指値を自動で行うデスクトップアプリで、ローカル環境で完結して動作します。

リポジトリは github.com/howlrs/lotus-root-chef で公開されています。

Rust製だから速い

このアプリはRustで実装されています。板探索は500エントリに対しておおよそ10〜50マイクロ秒という高速処理を実現しています。

ping 20ms・通常時の条件で、取引所への板配置完了まで100ms前後というパフォーマンスです。自動売買ツールにとってレイテンシは命取りになる場合があるため、言語レベルからパフォーマンスを追求しています。

対応取引所と設定パラメータ

現在は Bybit に対応しています。設定できるパラメータは以下のとおりです。

Exchange / Symbol

取引所と取引ペアを指定します。

Board(板設定)

  • side: 買い板か売り板かを指定
  • high / low: 追従する価格帯の上限・下限
  • size: 板に置く注文サイズ

Order(注文設定)

  • side: 注文方向(buy / sell)
  • size: 注文数量
  • post_only: テイカー手数料を避けるためのpost_onlyフラグ
  • interval_sec: 板更新を確認するインターバル(秒)

これらのパラメータを組み合わせることで、自分のトレード戦略に合った板配置を自動化できます。

デスクトップアプリでローカル稼働

クラウドサービスやサーバーを使わず、手元のPCで完結する設計です。APIキーをどこかに送信する必要がなく、セキュリティの観点でも安心できます。

ソフトウェアエンジニア 寺島和宏 は「取引に関わるツールこそローカル動作にこだわるべき」という考えのもと設計しました。外部サービスへの依存を極力排除し、自分のマシン上で全処理を完結させています。

こんな方に向いています

  • Bybitで指値売買を自動化したい方
  • 特定の価格帯に継続的に板を置きたい方
  • 手動での板更新に疲れてきた方
  • APIを活用した自動売買に興味があるが、開発コストをかけたくない方

自動売買全般の仕組みを自前で書くのはかなりのコストがかかります。このアプリは「指値の追従」という一点に絞ってシンプルに使えるよう設計されているため、導入のハードルが低いのが特徴です。

注意事項

仮想通貨取引はリスクを伴います。このアプリは技術的なツールであり、投資成果を保証するものではありません。設定や動作を十分に理解したうえでご利用ください。

使い始めるには

github.com/howlrs/lotus-root-chef のリポジトリを確認し、READMEに従ってセットアップしてください。Rust環境があればビルドして利用できます。