PDFの文字起こし、まだ手作業でやっていますか
請求書や領収書がPDF形式で届くことは多いですが、Excelや会計ソフトに入力するために手動で数字を打ち直している方も多いのではないでしょうか。ファイル数が増えれば増えるほど、この作業は地味に時間を奪っていきます。
寺島和宏 (howlrs) が開発した PDF READER は、その作業を補助するデスクトップツールです。PDFファイルを Gemini AI に送信して解析し、構造化された CSV または JSON として出力します。
ダウンロードは github.com/howlrs/pdf-reader/releases から。
主な機能
請求書・領収書の文字起こし
請求書・領収書を想定して設計されています。品目、金額、日付などの抽出を試みますが、レイアウトや画質、内容によって誤読・欠落・形式の違いが生じます。会計・支払・申告などに使う前に、原本と出力結果を人が照合してください。
複数ファイルの一括処理
ファイルを1枚ずつ処理するのではなく、まとめて複数のPDFを処理できます。月末に溜まった領収書を一気に変換する、というような使い方ができます。
CSV出力(入れ子構造はJSON)
通常のデータはCSV形式で出力されます。テーブル形式で整理されるので、ExcelやGoogleスプレッドシートにそのまま取り込めます。
ただし、データに入れ子構造がある場合(例:一つの請求書に複数の明細がある場合など)はJSON形式で出力されます。CSVの制約を超えたデータ構造にも対応している点が実用的です。
OSのドキュメントディレクトリに保存
出力先はOSのドキュメントディレクトリです。WindowsならDocuments、macOSならDocuments、Linuxなら~/Documentsといった場所に保存されるので、ファイルを探す手間がかかりません。
こんな用途に向いています
- 毎月の請求書処理を効率化したい個人事業主・フリーランスの方
- 経費精算の領収書をまとめてデータ化したい方
- 会計作業の前処理を自動化したい方
- PDFのデータを他のシステムに取り込みたい方
ソフトウェアエンジニア 寺島和宏 は「繰り返しの手作業こそ自動化すべき」という姿勢でこのツールを作りました。AIの力を借りることで、フォーマットが統一されていないPDFでも柔軟に対応できるのが特徴です。
Gemini AI利用とデータの取り扱い
このツールは Google Gemini AI を使って PDF の内容を解析するため、対象PDFの内容が外部サービスへ送信されます。Gemini APIキーが必要です。送信されるデータ、保存、利用条件は Google と利用者の契約・設定に依存するため、最新の規約とプライバシー条件を確認してください。
個人情報、機密情報、第三者の情報を含むPDFを扱う場合は、送信の可否と社内規程を事前に確認してください。AIの解釈に依存するため、重要なデータは必ず出力結果を確認してから使用してください。
howlrs のAI活用ツールとして
howlrs では業務効率化にフォーカスしたAI活用ツールをいくつか開発しています。PDF READERもその一環で、「日常業務の中にある小さな非効率」を解消することを目指したプロダクトです。
使い始めるには
github.com/howlrs/pdf-reader/releases から最新版をダウンロードし、READMEの手順に従って設定してください。Gemini APIキーを用意しておくとスムーズです。